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2013年の流行語大賞には、何が選ばれるか、という話題で、安倍総理の掲げた「アベノミクス」、ドラマ『半沢直樹』の「倍返しだ!」、テレビCMの「今でしょ!」などが本命視されている中で、『あまちゃん』の劇中に登場する「じぇじぇじぇ」が選ばれるかどうかが議論されている、という事実も知っています。
流行語というものを見聞きする度に、いつも思うのですが、あくまで流行というものは個人的価値観が優先されるものであって、社会における主流と解釈するのは如何かと思うのですが、これは共同体主義である日本独特の風土なのだろうかと思わざるを得ないわけなのでございます。
インターネット空間は能動的であり、且つ個人の意志を確立するには、もってこいのプライベート空間でもあります。最近の若者は個人主義の傾向にあるという主張を散見できますが、これはパソコンやスマートフォンなどの情報端末の普及により、個人主義思想が芽生えやすい土壌が定着した結果ではないでしょうか。
それらネットユーザーの、流行語に対する意見を見ていると、反応は様々です。
「『あまちゃん』なんてローカル。一部の人が熱狂しているだけ」
「『オリンピック東京招致』。正月から、この話題を聞かない日はない」
「ドラマ関係の流行語は、テレビを観ていない者にとっては『?』なのね」
「『バカッター』とか『厨二病』なんじゃない?」
「『再稼動反対』」
何とも、バリエーションに富んだ意見が見受けられます。ただ、ネットユーザーと一般大衆の意見は乖離しているので、必ずしも、これが輿論であるとは云えません。ネットを嗜んでいない人たちは、寧ろ、時事問題を含む情報には無関心の傾向にあります。
さて、株式会社リビジェンが全国の10代から30代の男女を対象に、テレビドラマに関する調査(有効回答数:500)を行ったところ、ドラマ『あまちゃん』を観ている人は20.4%、観ていない人は79.6%。
観ている人の中で、「じぇじぇじぇ」という台詞を使ったことがある人は22%、使ったことがない人は78%となったそうです。
つまり、「じぇじぇじぇ」という言葉を懇意的に認知している人は、全体のおよそ4.5%となります。
そうなると、「じぇじぇじぇ」は流行語大賞となりえるのでしょうか?
そもそも、流行語大賞とは、何なのでしょう。
新語・流行語大賞は、その年度ごとに生まれた言葉の中で、世情の流れを巧みに映し出し、大衆の間で話題となった流行り言葉を抜き取って、その言葉の生みの親となった人物や団体を顕彰する賞です。
創始されたのは1984年(昭和59年)で、毎年12月1日に発表されます。ノミネートされる流行語は、『現代用語の基礎知識』の読者からアンケートによって選定されます。そのアンケート結果を新語・流行語大賞選考委員会の委員七名によって大賞が決定します。
まだ創始された当初は、新語部門と流行語部門に分けられており、各部門に授与されていましたが、1991年(平成3年)に開かれた第8回目に年間大賞、1994年(平成6年)に開かてた第11回目に両部門の受賞が統一されました。
2003年(平成15年)には株式会社ユーキャンと提携することになり、2004年(平成16年)からは『ユーキャン新語・流行語大賞』に改称されました。
毎年、数々の新語・流行語が選定されますが、問題点も存在します。
例えば、宗教や犯罪が絡んだ言葉、また、レイシズムに関わってくる言葉はノミネートされません。具体的な例は、1995年(平成7年)のオウム真理教関係の「ポア」や「ああ言えば上祐」、2012年(平成24年)の「ナマポ(生活保護の俗語)」等が挙げられます。
また、選考委員の七名の個人的嗜好によって選定されるため、恣意的要素が強く、輿論を反映した客観的な言葉が選ばれているとは云い難いです。
2000年代後半からは、流行語を広めた人物や団体ではなく、流行語の発端となった人物や団体が、象徴として受賞されるケースが見られるようになりました。これは、こじつけにしか見えないものが多く、また、授賞式の際にも、本人のスケジュール上、出席できない場合も多々あります。
新語・流行語大賞のジンクスとして、タレントから選定された流行語の対象となった人物は、人気が落ちて一発屋になるというものがあります。
例えば、楽しんご、Wコロン、レイザーラモンHG等が挙げられます。
個人的な意見として、私には流行語の概念が、良く理解できません。まあ、完全にネットに偏った生活をしておりますので、ネットスラングなら理解できるのですが、テレビ発祥のドラマなどの台詞には、とんと疎いものがあります。
テレビ離れが叫ばれている昨今、主にテレビから選出されている新語・流行語大賞ですが、テレビの視聴率が益々低下し、ネットが完全に主流になったとしても、それでもテレビ主眼で新語・流行語が選ばれるのでしょうか。
現状のこじつけがましい選定スタイルを見ていると、必然的にテレビ主体に拘り抜く職人気質を見せ続けるのかもしれません。
2013年10月25日金曜日
2013年9月17日火曜日
ドコモiPhoneが登場するまでの経緯
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にわかに信じがたい情報が舞い込んできた時、2ちゃんねる等では「ソースは?」というレス返しが風物詩になっています。テレビと違い、能動的に情報収集を行なう姿勢が、インターネットの特徴であり、逆に云えば、それだけ大量の情報が舞っているという事実を示します。
当然、そんな大量に溢れかえる情報の中には、『嘘』も紛れ込んでおり、鑑定士並みの眼力を持っていないと、ころっと騙されてしまうこと請け合いです。
そんなわけで、信憑性に乏しい情報が突如として飛び出してきた場合、ソースを求める声が上がる現象は、当然といえば当然かもしれません。まあ、無遠慮にソースを求めてくるレスには、「ググれ」と返されるのが落ちですが。
テレビのような受動態メディアと違い、インターネットは能動的であるが故の反応なのでしょう。
さて、今回も、ネット上をちょこっと騒がせた情報が、飛び出してきました。
ドコモから、iPhoneが発売するというのです。
そのニュースに対するスレッドが立った時の、初期の反応は、情報の真偽を疑うものばかりでした。
まず最初に疑われた部分は、情報元。
「日経じゃないだと?!」「はいはい日経…え?」
反応のレスに対し、しかし情報元は、朝日新聞(http://www.asahi.com/business/update/0906/TKY201309050534.html)でした。
どうやら有識者にとって、ドコモからiPhoneが発売される事実は、信じ難いものだったようです。
疑わしかった情報が確信へと方向転換した時、好意的な反応や、「ソフトバンク終了?www」という喜びの声が上がっていました。
どうやら、ドコモからのiPhone販売を待ち望んでいた人が、多かったようです。しかし、何故、『ドコモからiPhoneが販売される』という情報が出てきた時に、疑う人が多かったのでしょうか?
2011年6月17日、金曜日の株主総会で、NTTドコモの副社長・辻村清行氏は、「スマートフォンを使ってもらうためにAndroidがあり、iPhoneを導入する予定はない」と、きっぱりと明言しています。
また、2011年12月1日、木曜日に、ドコモから「アップル社と具体的な公称をしている事実もございません」とも出ています。
このような感じに、2012年9月頃までドコモは、iPhone導入に否定的な見解ばかりを提示していました。
2012年9月22日、土曜日に開かれた『Optimus G L-01E』の記者発表会でも、「なんとか5(笑)とかいうのが話題だが、LGの新機種のほうが良い」と、明らかにiPhoneを揶揄した発言もありました。
これに対し、ネットユーザーたちは、「泣いてるの?」「3キャリアのうちdocomoだけ蚊帳の外wwww 」「てか、社内から経営戦略間違ってるって声出ないの? 大企業の硬直的組織でも、ここまでおかしいことになるなんて考えられないんだけど」という反応が返っています。
ドコモのiPhone揶揄には、国策企業であるドコモが、富士通やシャープ、NECを切り捨てる訳にはいかないという理由から、出てきた言葉かもしれません。
しかし、2012年12月から、iPhone導入を示唆するドコモからの発表が、見られるようになりました。「利用者が望むのであれば、拒否する必要はない」と、実現味のある発言をしていますが、同時に「Android端末で、アップルができない独自サービスを展開して、評価を得ている。iPhoneなしのビジネスモデルを貫くなら、苦しいがサポートしたい」とも語っています。
2013年1月からは、「iPhoneに対して、互いの契約条件があれば、ラインナップの一つとして扱う」と採用前提の発言があり、「iPhoneの販売台数が、当社の扱うスマートフォン全体の三割程度の売上なら、受け入れる余地がある」としました。
しかし、この時点ではまだ、iPhoneの採用は厳しいのではないかと云われていました。
2013年2月に入り、顧客のニーズに答えるため、選択肢を増やす形で端末ラインナップを揃えていく、という発言が上がり、ドコモからiPhone販売への前向きな姿勢が伺えるようになりました。
iPhoneの導入により、他社と互角に渡り合えるようになるとの見方が出ており、実際に端末販売総数は他社には負けていませんが、MNP(番号持ち運び制度を使った転入届)では負けている、というのが現状でした。
春頃の時点で業界関係者から、ドコモのiPhone参入説と、参入否定説の両方が挙がっていました。夏にはiPhone5Sの発売はほぼ確実、という主張から、ドコモが育ててきた国内携帯電話機メーカーを配慮し、参入はありえない、という主張とで二極化していました。
6月の段階でも、ドコモ側から断定的な発言はなく、6月25日に開かれたNTT株主総会でも、渡辺大樹副社長から「現在の苦戦を考えれば、あり得る」「あくまでも、ドコモ自身が判断すること。私からの言及は控える、と、販売の可能性は示唆していますが、やはりハッキリとした言及はありませんでした。
7月になっても、国益企業として国内携帯電話メーカーへの配慮もあるのか、「販売台数のバランス取りが一番難しい」と述べ、「いつ結論を出すか、目標は持っていない」と発言がありました。
上記に挙げたドコモ側の姿勢からみて、アップルとの契約が順調に進んでいないのではないか、という見方も強かったのが事実です。
しかし、春先にドコモが明言していた通り、9月にドコモからiPhoneが発売される結果と相成りました。
唐突の発表に、ユーザーから爆発的な反応があり、9月11日から店頭前に並ぶ転売屋の姿(http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1774921.html)も見られるまでになりました。
ドコモからのiPhone発売に対する、ユーザーの否定的な反応はなく、寧ろソフトバンクから乗り換えたい等、肯定的な反応が多く見受けられます。
にわかに信じがたい情報が舞い込んできた時、2ちゃんねる等では「ソースは?」というレス返しが風物詩になっています。テレビと違い、能動的に情報収集を行なう姿勢が、インターネットの特徴であり、逆に云えば、それだけ大量の情報が舞っているという事実を示します。
当然、そんな大量に溢れかえる情報の中には、『嘘』も紛れ込んでおり、鑑定士並みの眼力を持っていないと、ころっと騙されてしまうこと請け合いです。
そんなわけで、信憑性に乏しい情報が突如として飛び出してきた場合、ソースを求める声が上がる現象は、当然といえば当然かもしれません。まあ、無遠慮にソースを求めてくるレスには、「ググれ」と返されるのが落ちですが。
テレビのような受動態メディアと違い、インターネットは能動的であるが故の反応なのでしょう。
さて、今回も、ネット上をちょこっと騒がせた情報が、飛び出してきました。
ドコモから、iPhoneが発売するというのです。
そのニュースに対するスレッドが立った時の、初期の反応は、情報の真偽を疑うものばかりでした。
まず最初に疑われた部分は、情報元。
「日経じゃないだと?!」「はいはい日経…え?」
反応のレスに対し、しかし情報元は、朝日新聞(http://www.asahi.com/business/update/0906/TKY201309050534.html)でした。
どうやら有識者にとって、ドコモからiPhoneが発売される事実は、信じ難いものだったようです。
疑わしかった情報が確信へと方向転換した時、好意的な反応や、「ソフトバンク終了?www」という喜びの声が上がっていました。
どうやら、ドコモからのiPhone販売を待ち望んでいた人が、多かったようです。しかし、何故、『ドコモからiPhoneが販売される』という情報が出てきた時に、疑う人が多かったのでしょうか?
2011年6月17日、金曜日の株主総会で、NTTドコモの副社長・辻村清行氏は、「スマートフォンを使ってもらうためにAndroidがあり、iPhoneを導入する予定はない」と、きっぱりと明言しています。
また、2011年12月1日、木曜日に、ドコモから「アップル社と具体的な公称をしている事実もございません」とも出ています。
このような感じに、2012年9月頃までドコモは、iPhone導入に否定的な見解ばかりを提示していました。
2012年9月22日、土曜日に開かれた『Optimus G L-01E』の記者発表会でも、「なんとか5(笑)とかいうのが話題だが、LGの新機種のほうが良い」と、明らかにiPhoneを揶揄した発言もありました。
これに対し、ネットユーザーたちは、「泣いてるの?」「3キャリアのうちdocomoだけ蚊帳の外wwww 」「てか、社内から経営戦略間違ってるって声出ないの? 大企業の硬直的組織でも、ここまでおかしいことになるなんて考えられないんだけど」という反応が返っています。
ドコモのiPhone揶揄には、国策企業であるドコモが、富士通やシャープ、NECを切り捨てる訳にはいかないという理由から、出てきた言葉かもしれません。
しかし、2012年12月から、iPhone導入を示唆するドコモからの発表が、見られるようになりました。「利用者が望むのであれば、拒否する必要はない」と、実現味のある発言をしていますが、同時に「Android端末で、アップルができない独自サービスを展開して、評価を得ている。iPhoneなしのビジネスモデルを貫くなら、苦しいがサポートしたい」とも語っています。
2013年1月からは、「iPhoneに対して、互いの契約条件があれば、ラインナップの一つとして扱う」と採用前提の発言があり、「iPhoneの販売台数が、当社の扱うスマートフォン全体の三割程度の売上なら、受け入れる余地がある」としました。
しかし、この時点ではまだ、iPhoneの採用は厳しいのではないかと云われていました。
2013年2月に入り、顧客のニーズに答えるため、選択肢を増やす形で端末ラインナップを揃えていく、という発言が上がり、ドコモからiPhone販売への前向きな姿勢が伺えるようになりました。
iPhoneの導入により、他社と互角に渡り合えるようになるとの見方が出ており、実際に端末販売総数は他社には負けていませんが、MNP(番号持ち運び制度を使った転入届)では負けている、というのが現状でした。
春頃の時点で業界関係者から、ドコモのiPhone参入説と、参入否定説の両方が挙がっていました。夏にはiPhone5Sの発売はほぼ確実、という主張から、ドコモが育ててきた国内携帯電話機メーカーを配慮し、参入はありえない、という主張とで二極化していました。
6月の段階でも、ドコモ側から断定的な発言はなく、6月25日に開かれたNTT株主総会でも、渡辺大樹副社長から「現在の苦戦を考えれば、あり得る」「あくまでも、ドコモ自身が判断すること。私からの言及は控える、と、販売の可能性は示唆していますが、やはりハッキリとした言及はありませんでした。
7月になっても、国益企業として国内携帯電話メーカーへの配慮もあるのか、「販売台数のバランス取りが一番難しい」と述べ、「いつ結論を出すか、目標は持っていない」と発言がありました。
上記に挙げたドコモ側の姿勢からみて、アップルとの契約が順調に進んでいないのではないか、という見方も強かったのが事実です。
しかし、春先にドコモが明言していた通り、9月にドコモからiPhoneが発売される結果と相成りました。
唐突の発表に、ユーザーから爆発的な反応があり、9月11日から店頭前に並ぶ転売屋の姿(http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1774921.html)も見られるまでになりました。
ドコモからのiPhone発売に対する、ユーザーの否定的な反応はなく、寧ろソフトバンクから乗り換えたい等、肯定的な反応が多く見受けられます。
2013年8月21日水曜日
富士登山者急増
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2013年6月22日、富士山は、第37回ユネスコ世界遺産委員会において、世界文化遺産登録を果たしました。
これは富士山の姿が、森厳で美しく、様々な芸術作品でも表現されるほどの美術的造形的価値があると判断し、2007年1月にユネスコへの推薦候補に挙げたのが切欠でした。
世界文化遺産の概念に『文化的景観』という項目があります。長年に渡り、地域共同体によって形成してきた伝統や芸術などの文化が起因し、時代の所産として生み出された風景に、価値を見出す概念です。
富士山は古来より、湧き水に恵まれ、人々は火山と共生する精神を持っていたため、自然と感謝の意を表する信仰が生まれました。これが現在でも、巡礼や富士登山として受け継がれています。
また、芸術の分野でも、19世紀前半の浮世絵や、西洋美術にもモチーフとして取り入れられました。
こうして、富士山は日本文化の象徴として、世界中に広まったのです。
富士山が世界文化遺産登録になったお陰で、2013年7月1日から21日までの登山客は、昨年同期よりも35%増加し、7万9057人も訪れたと発表がありました。
登山ルート別に見れば、静岡県の富士宮は21%、須走13%、御殿場6%。山梨県の吉田は60%となりました。
登山へは、外国人旅行客がとても多いとのことです。しかし、登山者が増えたため、様々な弊害も発生しました。
七合目にある公衆女子トイレでは、一時間近くも並ぶ羽目になったそうです。
また、登山をするに至り、装備などの対策をしっかりとしない人もいるため、高山病などによって体調の異変を感じる人が多いといいます。その為、夏季限定で、三箇所に救護所が設けられています。
救護所は24時間、開いていますが、人員の不足に悩まされているとのことです。
また、正規の登山ルートから外れる登山者も多く、大変危険な状況にあるそうです。正規ルート外は、落石防止の措置が取られていないため、いつ事故が発生しても、おかしくはありません。
2012年と比べ、遭難者が26人よりも多い、43人にも上りました。内、4人が重症を負い、1人が死亡したとのことです。
例年よりも登山者の増えた富士山では、さながら行軍訓練のように人が列を成しています。
遊園地で見られる長蛇の列と化している状態ですので、装備が整っていない人がいても、不思議には感じません。実際に、遭難した登山者は、ビーチサンダルを履いていたそうです。
こうした中で、登山者の安全を確保する一手段として、一人1,000円の入山料を徴収する案が、試験的に運用されています。この入山料を支払った登山者は、富士山の描かれた記念バッジが貰えるそうです。
富士山では、定期的に登山ルートのパトロールを行なうなどの安全対策が行なわれていますが、中には一風変わった弊害も発生しています。
ユネスコへの世界文化遺産への正式登録で、世界的に富士山ですが、それに伴って日本に訪れた外国人旅行者が、誤って群馬県桐生市に訪れるという盛大な迷子が発生しています。
実は桐生市相生町にある上毛電鉄には『富士山下駅』という、いかにも勘違いしそうな名前の駅が存在するのです。
間違いであるという事実を知った外国人旅行者は、とても悲しそうな表情をしていたそうです。
実は日本には、『富士山』という言葉を使った駅が、二つ存在します。一つは富士急行の『富士山駅(山梨県)』で、もう一つが上毛電鉄の『富士山下駅(群馬県)』というわけです。山梨県にある富士山駅は、富士山に一番近い駅として知られています。
群馬県の桐生市相生町で、何故『富士山下駅』という名の駅が誕生したかというと、この地には高さ40mの山があり、頂上には富士山信仰を伝えている浅間神社があるのです。
今でも浅間神社では、七月の第一日曜に山開き神事があるなど、地元住民から親しまれています。
しかし、実際に駅名が紛らわしいのも事実ではあります。今後、外国人旅行者が誤って訪れる可能性も、無きにしもあらずでしょう。
2013年6月22日、富士山は、第37回ユネスコ世界遺産委員会において、世界文化遺産登録を果たしました。
これは富士山の姿が、森厳で美しく、様々な芸術作品でも表現されるほどの美術的造形的価値があると判断し、2007年1月にユネスコへの推薦候補に挙げたのが切欠でした。
世界文化遺産の概念に『文化的景観』という項目があります。長年に渡り、地域共同体によって形成してきた伝統や芸術などの文化が起因し、時代の所産として生み出された風景に、価値を見出す概念です。
富士山は古来より、湧き水に恵まれ、人々は火山と共生する精神を持っていたため、自然と感謝の意を表する信仰が生まれました。これが現在でも、巡礼や富士登山として受け継がれています。
また、芸術の分野でも、19世紀前半の浮世絵や、西洋美術にもモチーフとして取り入れられました。
こうして、富士山は日本文化の象徴として、世界中に広まったのです。
富士山が世界文化遺産登録になったお陰で、2013年7月1日から21日までの登山客は、昨年同期よりも35%増加し、7万9057人も訪れたと発表がありました。
登山ルート別に見れば、静岡県の富士宮は21%、須走13%、御殿場6%。山梨県の吉田は60%となりました。
登山へは、外国人旅行客がとても多いとのことです。しかし、登山者が増えたため、様々な弊害も発生しました。
七合目にある公衆女子トイレでは、一時間近くも並ぶ羽目になったそうです。
また、登山をするに至り、装備などの対策をしっかりとしない人もいるため、高山病などによって体調の異変を感じる人が多いといいます。その為、夏季限定で、三箇所に救護所が設けられています。
救護所は24時間、開いていますが、人員の不足に悩まされているとのことです。
また、正規の登山ルートから外れる登山者も多く、大変危険な状況にあるそうです。正規ルート外は、落石防止の措置が取られていないため、いつ事故が発生しても、おかしくはありません。
2012年と比べ、遭難者が26人よりも多い、43人にも上りました。内、4人が重症を負い、1人が死亡したとのことです。
例年よりも登山者の増えた富士山では、さながら行軍訓練のように人が列を成しています。
遊園地で見られる長蛇の列と化している状態ですので、装備が整っていない人がいても、不思議には感じません。実際に、遭難した登山者は、ビーチサンダルを履いていたそうです。
こうした中で、登山者の安全を確保する一手段として、一人1,000円の入山料を徴収する案が、試験的に運用されています。この入山料を支払った登山者は、富士山の描かれた記念バッジが貰えるそうです。
富士山では、定期的に登山ルートのパトロールを行なうなどの安全対策が行なわれていますが、中には一風変わった弊害も発生しています。
ユネスコへの世界文化遺産への正式登録で、世界的に富士山ですが、それに伴って日本に訪れた外国人旅行者が、誤って群馬県桐生市に訪れるという盛大な迷子が発生しています。
実は桐生市相生町にある上毛電鉄には『富士山下駅』という、いかにも勘違いしそうな名前の駅が存在するのです。
間違いであるという事実を知った外国人旅行者は、とても悲しそうな表情をしていたそうです。
実は日本には、『富士山』という言葉を使った駅が、二つ存在します。一つは富士急行の『富士山駅(山梨県)』で、もう一つが上毛電鉄の『富士山下駅(群馬県)』というわけです。山梨県にある富士山駅は、富士山に一番近い駅として知られています。
群馬県の桐生市相生町で、何故『富士山下駅』という名の駅が誕生したかというと、この地には高さ40mの山があり、頂上には富士山信仰を伝えている浅間神社があるのです。
今でも浅間神社では、七月の第一日曜に山開き神事があるなど、地元住民から親しまれています。
しかし、実際に駅名が紛らわしいのも事実ではあります。今後、外国人旅行者が誤って訪れる可能性も、無きにしもあらずでしょう。
2013年8月4日日曜日
マクドナルドの歴史
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イギリスの家庭料理が美味しいという事実は、あまり知られてはいませんが、イギリスのレストランの料理が不味いという事実は、世界的にも有名です。しかし、私自身の意見を云えば、アメリカの料理も似たようなものですが。
アメリカの要所要所に点在する『ダイナー』とは、北アメリカで良く見られる、プレハブ式のレストランです。起源は、1872年のロードアイランド州ブロビデンスで、新聞社の社員向けに食事を販売していた、馬車のワゴンであったと云われています。
提供する料理は、ハンバーガーやフライドポテト、ホットドック、サンドイッチなど、揚げ物やグリル料理が多い、アメリカの典型的なジャンクフードばかりです。お店を立ち上げるために、高価な不動産を所有する必要もなく、僅かな初期投資でお店を構えられ為に、普及していきました。
しかし、1970年代にファーストフード店が勢力を伸ばし始めましたが、今でも大型店舗になったダイナーを散見することができます。
そうしたダイナーであれ、ファーストフード店であれ、提供される料理はアメリカ文化の骨頂ともいえるジャンクフードばかりです。こんな料理ばかり食べているから、アメリカ人の平均体重は250kgもあるんだ、と思うのですが、原色ブルーのケーキなどを平気で食すアメリカ人は、気にも止めないのでしょう。
アメリカを旅すると解かるのですが、どんなレストランに入っても、本当にジャンクフードしか扱っていません。だだっ広い、家が一件も建っていない埃っぽい荒野の只中を、ひたすら車を走らせて、やっと見つけた小さな町には、ジャンクフードを扱う食事処しかありません。しかも、出てきた料理は盛り付けセンスがゼロで、お皿に残飯を盛ったように見えます。個人主義者ばかりの欧米で、日本国並のサービスを求めるほうが間違いなのですが。
逆に、日本でジャンクフードを求めるならば、数社あるファーストフード店を選ぶことになります。
その中で、最も知名度の高い会社は、『マクドナルド』ではないでしょうか。
マクドナルドは、世界規模で展開する大手ファーストフードチェーンであり、全世界の店舗数は約33,000店にも達します。外食産業で世界第2位に位置するマクドナルドは、アメリカ合衆国にあるマクドナルド・コーポレーションが運営しています。
低価格を武器に、低所得者層が主な顧客になっています。アメリカでは、マクドナルドの売上の65%が、ドライブスルーによるものです。
マクドナルドが開業は、1940年でした。
カリフォルニア州サンバーナーディノで、マクドナルド兄弟が『スピード・サービス・システム』をキャッチフレーズに、工場式のハンバーガー製造方法を取り入れ、セルフサービスを導入させて、1948年以降に知名度が向上していきました。
『マクドナルド』にフランチャイズ形式を導入した人物は、ミルクシェイク用ミキサーのセールスマンをしていた、レイ・クロックでした。
1954年、マクドナルドの各席回転率の高さに興味を持ったクロックは、マクドナルド兄弟に「このシステムを売る商売をしてみてはどうか」と提案したが、マクドナルド兄弟は消極的でした。それでも、兄弟を合意させ、高額な契約金を支払い、積極的なセールス活動を開始しました。
ディズニーランドに採用してもらおうとし、ウォルト・ディズニーに直接、売り込みに行きましたが、これは失敗に終わりました。
しかし、イリノイ州デスプレーンズに、最初のフランチャイズ店の出店に成功し、大反響を起こしました。
1955年の3月2日には、『マクドナルド・システム会社《McDonald's Systems Inc.》』を設立し、同年の4月15日、シカゴに直営の1号店を開業させました。
尚、1960年に、社名を『マクドナルド・コーポレーション《McDonald's Corporation》』に変更しています。
後に、マクドナルド兄弟は充分、裕福になったため、経営権の全てを270万ドルでクロックに売り渡しました。長期的に見るとメリットがあると考えたクロックは、この高額な金額を、多数の投資家から資金を調達して支払いました。
クロックは、兄弟の店のすぐ北側に店舗を建てたのですが、当の兄弟の店舗は閉店し、すでに現存していません。
その後、マクドナルドは世界中に店舗を拡大していきました。共産圏で初めてマクドナルドが出店したのは、1990年1月31日のモスクワです。
トーマス・フリードマンの『黄金のM型アーチ理論』や、ロジャー・ドナルドソンの映画『リクルート』の台詞で、「アメリカはマクドナルドのある国は攻撃しない」というジンクスがありましたが、1999年のアメリカ軍によるセルビア爆撃によって、そのジンクスは破られる結果になりました。
クロックの描くマーケティング戦略の一つとして、子供を対象にした店舗にするという目標がありました。
フランチャイズ権を取得して、ワシントンで営業をしていたオスカー・ゴールドスティンが、道化師をしていたウィラード・スコットを雇い、マクドナルドのキャラクター『ロナルド・マクドナルド(Ronald McDonald)』として、1963年から二年間、コマーシャルに出演しました。
日本では、「ロナルド」と発音しにくいことから、「ドナルド・マクドナルド」と呼ばれています。
1990年代の後半までは、ドナルドが喋るCMが多かったのですが、それ以降のドナルドは喋らなくなりました。しかし、2002年のCMでは、ドナルドは長い沈黙を破り、ついに喋るようになったのです。
誕生日は7月20日、年齢は『永遠の若者』、靴のサイズはハンバーガー四個分くらいです。
喋り始めたドナルドは、カリスマと中毒性あふれるキャラクターとなり、ニコニコ動画では、多数のMADムービーが制作されました。これによりニコニコ動画内にてドナルド教が誕生、ドナルド・マクドナルドは「教祖様」と呼ばれるほどの人気を博しました。
これらのMADムービーはYouTubeを通して広がり、世界的にカルト的な人気を生み出しました。
日本におけるマクドナルドは、1971年(昭和46年)5月1日に、日本マクドナルド株式会社(現:日本マクドナルド・ホールディングス)を設立。藤田商店社長の藤田田が、マクドナルドに注目したことから始まりました。
フランチャイズ権を獲得後、1971年(昭和46年)7月20日に、銀座三越店内に1号店の銀座店を開店しました。
当初は、アメリカ本社からの要望で、アメリカの店舗と同じデザインの建物で展開するようにと指示がありましたが、藤田社長は「銀座が情報の発信基地であり、話題になれば必ず成功する」と執着したのです。また、交差点角という立地条件の良さから、三越を選びました。
1号店は面積が非常に狭いため、席がなく、持ち帰り専門店でした。値段はハンバーガーが一個80円と、当時の物価的に割高でした。しかし、1号店は大変話題となり、日本各地に出店していくことになりました。
1995年の円高時に、原料輸入コストの値下がりから行なった値下げや、2000年から行なったは平日半額キャンペーンの価格破壊で売上を伸ばし、デフレ時代の勝ち組とも呼ばれていました。
しかし、平成不況によって赤字転落、2004年からバリュー戦略の見直しを開始しましたが、安さが取り柄のジャンクフードで高級路線戦略を練ったため、迷走が甚だしいものになりました。
現在の会長兼社長である原田泳幸氏は、2012年から「待ち時間短縮のためのメニュー表の廃止」や「宣伝広告費を6倍に増やす」、「60秒無料サービス」、「100円メニューにはお買い得感がない」として空回りな成長戦略を講じるなど、見当違いの方向に全力投球を行ないました。
この結果、メニュー表廃止によって、注文により時間が掛るようになり、60秒無料サービスによって急いで作ったため、ぐちゃぐちゃのハンバーガーが出来上がったり、定番メニューが高額となりました。
ファーストフード店は本来、「安い・早い・手軽」があるべき姿ですが、日本マクドナルドは「高い・遅い・不味い」と、ファーストフード店として最悪の展開をしました。
スマホを使ったクーポンの導入、メニューの増加、一部の朝マックメニューを昼夜に販売して調理を複雑化するなどが、レジの会計速度と厨房の調理速度を著しく低下させた原因になります。
マクドナルドのセットメニューも600円から700円と、牛丼チェーン店の200円から300円の価格帯と比べると、明らかに高額です。
現在は、100円マックで生き延びているような状態ではないでしょうか。
これらの迷走は、クォーターパウンダーバーガーのサクラ行列から始まったように思えてなりません。
ファーストフード店の良さが失くなってしまった現在のマクドナルドは、今一度、マクドナルド兄弟当時の原点に戻る必要があるのではないでしょうか。
イギリスの家庭料理が美味しいという事実は、あまり知られてはいませんが、イギリスのレストランの料理が不味いという事実は、世界的にも有名です。しかし、私自身の意見を云えば、アメリカの料理も似たようなものですが。
アメリカの要所要所に点在する『ダイナー』とは、北アメリカで良く見られる、プレハブ式のレストランです。起源は、1872年のロードアイランド州ブロビデンスで、新聞社の社員向けに食事を販売していた、馬車のワゴンであったと云われています。
提供する料理は、ハンバーガーやフライドポテト、ホットドック、サンドイッチなど、揚げ物やグリル料理が多い、アメリカの典型的なジャンクフードばかりです。お店を立ち上げるために、高価な不動産を所有する必要もなく、僅かな初期投資でお店を構えられ為に、普及していきました。
しかし、1970年代にファーストフード店が勢力を伸ばし始めましたが、今でも大型店舗になったダイナーを散見することができます。
そうしたダイナーであれ、ファーストフード店であれ、提供される料理はアメリカ文化の骨頂ともいえるジャンクフードばかりです。こんな料理ばかり食べているから、アメリカ人の平均体重は250kgもあるんだ、と思うのですが、原色ブルーのケーキなどを平気で食すアメリカ人は、気にも止めないのでしょう。
アメリカを旅すると解かるのですが、どんなレストランに入っても、本当にジャンクフードしか扱っていません。だだっ広い、家が一件も建っていない埃っぽい荒野の只中を、ひたすら車を走らせて、やっと見つけた小さな町には、ジャンクフードを扱う食事処しかありません。しかも、出てきた料理は盛り付けセンスがゼロで、お皿に残飯を盛ったように見えます。個人主義者ばかりの欧米で、日本国並のサービスを求めるほうが間違いなのですが。
逆に、日本でジャンクフードを求めるならば、数社あるファーストフード店を選ぶことになります。
その中で、最も知名度の高い会社は、『マクドナルド』ではないでしょうか。
マクドナルドは、世界規模で展開する大手ファーストフードチェーンであり、全世界の店舗数は約33,000店にも達します。外食産業で世界第2位に位置するマクドナルドは、アメリカ合衆国にあるマクドナルド・コーポレーションが運営しています。
低価格を武器に、低所得者層が主な顧客になっています。アメリカでは、マクドナルドの売上の65%が、ドライブスルーによるものです。
マクドナルドが開業は、1940年でした。
カリフォルニア州サンバーナーディノで、マクドナルド兄弟が『スピード・サービス・システム』をキャッチフレーズに、工場式のハンバーガー製造方法を取り入れ、セルフサービスを導入させて、1948年以降に知名度が向上していきました。
『マクドナルド』にフランチャイズ形式を導入した人物は、ミルクシェイク用ミキサーのセールスマンをしていた、レイ・クロックでした。
1954年、マクドナルドの各席回転率の高さに興味を持ったクロックは、マクドナルド兄弟に「このシステムを売る商売をしてみてはどうか」と提案したが、マクドナルド兄弟は消極的でした。それでも、兄弟を合意させ、高額な契約金を支払い、積極的なセールス活動を開始しました。
ディズニーランドに採用してもらおうとし、ウォルト・ディズニーに直接、売り込みに行きましたが、これは失敗に終わりました。
しかし、イリノイ州デスプレーンズに、最初のフランチャイズ店の出店に成功し、大反響を起こしました。
1955年の3月2日には、『マクドナルド・システム会社《McDonald's Systems Inc.》』を設立し、同年の4月15日、シカゴに直営の1号店を開業させました。
尚、1960年に、社名を『マクドナルド・コーポレーション《McDonald's Corporation》』に変更しています。
後に、マクドナルド兄弟は充分、裕福になったため、経営権の全てを270万ドルでクロックに売り渡しました。長期的に見るとメリットがあると考えたクロックは、この高額な金額を、多数の投資家から資金を調達して支払いました。
クロックは、兄弟の店のすぐ北側に店舗を建てたのですが、当の兄弟の店舗は閉店し、すでに現存していません。
その後、マクドナルドは世界中に店舗を拡大していきました。共産圏で初めてマクドナルドが出店したのは、1990年1月31日のモスクワです。
トーマス・フリードマンの『黄金のM型アーチ理論』や、ロジャー・ドナルドソンの映画『リクルート』の台詞で、「アメリカはマクドナルドのある国は攻撃しない」というジンクスがありましたが、1999年のアメリカ軍によるセルビア爆撃によって、そのジンクスは破られる結果になりました。
クロックの描くマーケティング戦略の一つとして、子供を対象にした店舗にするという目標がありました。
フランチャイズ権を取得して、ワシントンで営業をしていたオスカー・ゴールドスティンが、道化師をしていたウィラード・スコットを雇い、マクドナルドのキャラクター『ロナルド・マクドナルド(Ronald McDonald)』として、1963年から二年間、コマーシャルに出演しました。
日本では、「ロナルド」と発音しにくいことから、「ドナルド・マクドナルド」と呼ばれています。
1990年代の後半までは、ドナルドが喋るCMが多かったのですが、それ以降のドナルドは喋らなくなりました。しかし、2002年のCMでは、ドナルドは長い沈黙を破り、ついに喋るようになったのです。
誕生日は7月20日、年齢は『永遠の若者』、靴のサイズはハンバーガー四個分くらいです。
喋り始めたドナルドは、カリスマと中毒性あふれるキャラクターとなり、ニコニコ動画では、多数のMADムービーが制作されました。これによりニコニコ動画内にてドナルド教が誕生、ドナルド・マクドナルドは「教祖様」と呼ばれるほどの人気を博しました。
これらのMADムービーはYouTubeを通して広がり、世界的にカルト的な人気を生み出しました。
日本におけるマクドナルドは、1971年(昭和46年)5月1日に、日本マクドナルド株式会社(現:日本マクドナルド・ホールディングス)を設立。藤田商店社長の藤田田が、マクドナルドに注目したことから始まりました。
フランチャイズ権を獲得後、1971年(昭和46年)7月20日に、銀座三越店内に1号店の銀座店を開店しました。
当初は、アメリカ本社からの要望で、アメリカの店舗と同じデザインの建物で展開するようにと指示がありましたが、藤田社長は「銀座が情報の発信基地であり、話題になれば必ず成功する」と執着したのです。また、交差点角という立地条件の良さから、三越を選びました。
1号店は面積が非常に狭いため、席がなく、持ち帰り専門店でした。値段はハンバーガーが一個80円と、当時の物価的に割高でした。しかし、1号店は大変話題となり、日本各地に出店していくことになりました。
1995年の円高時に、原料輸入コストの値下がりから行なった値下げや、2000年から行なったは平日半額キャンペーンの価格破壊で売上を伸ばし、デフレ時代の勝ち組とも呼ばれていました。
しかし、平成不況によって赤字転落、2004年からバリュー戦略の見直しを開始しましたが、安さが取り柄のジャンクフードで高級路線戦略を練ったため、迷走が甚だしいものになりました。
現在の会長兼社長である原田泳幸氏は、2012年から「待ち時間短縮のためのメニュー表の廃止」や「宣伝広告費を6倍に増やす」、「60秒無料サービス」、「100円メニューにはお買い得感がない」として空回りな成長戦略を講じるなど、見当違いの方向に全力投球を行ないました。
この結果、メニュー表廃止によって、注文により時間が掛るようになり、60秒無料サービスによって急いで作ったため、ぐちゃぐちゃのハンバーガーが出来上がったり、定番メニューが高額となりました。
ファーストフード店は本来、「安い・早い・手軽」があるべき姿ですが、日本マクドナルドは「高い・遅い・不味い」と、ファーストフード店として最悪の展開をしました。
スマホを使ったクーポンの導入、メニューの増加、一部の朝マックメニューを昼夜に販売して調理を複雑化するなどが、レジの会計速度と厨房の調理速度を著しく低下させた原因になります。
マクドナルドのセットメニューも600円から700円と、牛丼チェーン店の200円から300円の価格帯と比べると、明らかに高額です。
現在は、100円マックで生き延びているような状態ではないでしょうか。
これらの迷走は、クォーターパウンダーバーガーのサクラ行列から始まったように思えてなりません。
ファーストフード店の良さが失くなってしまった現在のマクドナルドは、今一度、マクドナルド兄弟当時の原点に戻る必要があるのではないでしょうか。
2013年7月10日水曜日
最近の猛暑について
☆★京都府 宇治市・城陽市・宇治田原の不動産のことならウィズ不動産販売★☆
近年、気温の上昇を感じている人が、多いのではないでしょうか。
テレビなどのメディアでも、異常気象云々をニュースで取り上げている昨今です。
猛暑は異常気象の原因は何なのか、と訊かれれば、地球温暖化が原因なのでは、と答えに行き着く人が多いかもしれません。
しかし、いきなり結論を書いてしまうと、異常気象は何が原因なのか、まったく解明されていません。
地球温暖化が要因なのかすら、解かっていません。
気候や気象というものは、風向きや地形は云わずもがな、地球の重力、地磁気、自転、公転、太陽活動、他天体の引力など、様々な要因で変化します。
そのため、余りにも複雑すぎて、現代の科学では測定不可能な点ばかりなのです。
現に、テレビの天気予報を見ても、100%予報が当たった試しなんて、今までに一度もありません。
それでは、地球温暖化の実態について、少し書いてみようと思います。
地球温暖化に関して、130カ国から2,000人以上の専門家と、195カ国の政府間パネルによって認められた、『IPCC第4次評価報告書(http://www.ipcc.ch/)』というものがあります。
この報告書によれば、人類の活動が地球温暖化を加速させ、深刻な事態を招く恐れがあると指摘しています。
気象変化の要因は、自然起源と人為起源によるものです。
報告書によれば、人為起源によって齎された一因は、化石燃料の使用による二酸化炭素の増加にあり、また、産業革命前よりも、大気中の二酸化炭素、一酸化二窒素、メタンの濃度が遥かに高いと書かれています。
人為起源によって発生した温室効果ガスの中で、一番影響が高いのが二酸化炭素です。1750年以降から始まった人間の活動によって、地球温暖化を進行させた可能性が高いでしょう。
これにより、海面水位が1961年~2003年の間で1.8±0.5mm/年ほど上がりました。また、1993年~2003年に衛生高度計によって観測した海面上昇は、3.1±0.7mm/年となりました。
海面上昇の原因としては、海水の熱膨張(1.6±0.5mm/年)、氷河と氷帽の融解(0.77±0.22mm/年)、グリーンランド氷床の融解(0.21±0.07mm/年)、南極氷床の融解(0.21±0.35mm/年)となります。
確かに、人為起源で温室効果ガスの中で影響力が高いのは、二酸化炭素となっています。
しかし、その割には、二酸化炭素の何千倍も温室効果がある、代替フロンが規制されないのは、何故でしょうか。
マスコミは、この事実を一切報道していませんが、我々は地球温暖化とオゾン層破壊のどちらを選択すればよいのでしょう。
また、東日本大震災によって発生した福島第一原発事故が起因し、反原発運動が活発になりました。これによって、火力発電所への依存度が高くなりましたが、化石燃料を使用する火力発電所の需要が高まったことにより、以前より二酸化炭素排出量が増加しました。
環境活動家たちは、二酸化炭素排出量の低減と当時に、脱原発を謳っていますが、少々、矛盾してはいないでしょうか。
地球温暖化の原因は、人為起源が二酸化炭素であるのに対し、自然起源は水蒸気です。
水蒸気は、地球温暖化を語る際に、あまり表には出て来ませんが、実際に温暖化に一番貢献している気体は、水蒸気です。
水蒸気は、温室効果要因の実に95%以上を占めています。
もし、地球上から水蒸気がなくなれば、気温が-17℃も下がると云われています。地球の平均気温は約15℃ですが、水蒸気の温室効果によって30℃強も気温が上がっています。
どうも、地球温暖化を考える際に、水蒸気の存在を無視しているように感じます。
水蒸気は何処からでも発生するものですが、大規模なものとなると、海水が蒸発して凝固し、上空で雲を作ります。その雲が、雨となって地上に降り注ぎ、川を作って海に戻ります。
この一連の動きによって、気候や気象が変動するわけですが、最初に書いた通り、そのメカニズムを動かす要因があまりにも複雑すぎて、天気予報が100%当たらない事実を生み出しています。
二酸化炭素に温室効果があるのは事実ですが、しかし現状では、二酸化炭素が地球温暖化の原因だと仮定して話を進めているだけに過ぎません。
刻々と変化する気温や気候と同じように、大気中の成分も変化しています。つまり、地球上で起こっている変化というものは、得てして予想し辛いものなのです。
それでも、各国政府が二酸化炭素を前提とした温暖化対策を進めている理由は、ひとえに国や企業を躍動させ、研究に投資し、経済活動を回すためです。
もし、回り続けているこの歯車を止めてしまえば、たちまち経済が破綻してしまい、大量の失業者を生み出す結果になるでしょう。
さて、海面上昇が年々見られるのは、事実です。
近年では、地球温暖化が原因で、IPCC第4次評価報告書の記述を上回る、3mm/年以上の速度で海面上昇が見られます。この調子で行くと、今世紀中にメートル単位の海面上昇が発生する可能性が高いです。
もし、海面が1m上昇した場合、マーシャル諸島では国土の80%が水没すると云われています。また、オランダやヴェネツィア、東京や大阪、バングラディシュなども水没する可能性があります。
海面上昇の一番の原因は、海水の熱膨張です。
次に、南極氷床とグリーンランド氷床の融解が挙げられます。氷床や氷河、万年雪などは、海水の浮力に依存していないため、溶けた分だけ海水が増加することになります。
尚、北極海や南極海などにある海氷が溶けた場合は、アルキメデスの法則により、海面が上昇することはありません。
地球温暖化が原因による海面上昇量は、IPCC第4次評価報告書では18~59cmの上昇とされています。しかし、この報告書には、グリーンランドや西南極の氷河流出速度の加速が考慮されていません。
最近の観測では、流出速度の加速や融雪が見られており、今後、海面上昇量に拍車がかかるのではないかと予想されています。よって、今世紀中に、100~200cmの海面上昇が起こる可能性があると、複数の研究グループによって指摘されています。
一方で、地球温暖化による南極氷床への影響について、融解量よりも降水量が上回り、結果的に氷床が減少しないという可能性も存在します。また、地球の寒冷化を論拠に、海面は上昇しないという主張もあります。
しかし、IPCC第4次評価報告書では、西南極氷床が2006年までの10年間で、59%も融解速度が上昇していることなどが指摘されています。
地球温暖化に関するデータは、数多く存在しますが、結局のところハッキリと明言できる専門家はいないのです。実際に、90年代までは、地球は寒冷化に向かっていると主張する学者が多かったのが事実です。
本来なら、地球の気温や変動を観測する学問は地質学なのですが、この分野は何千年、何万年、何億年単位で観測するものであり、百年や二百年程度では、あまり問題にはならないのです。
縄文時代では、現在よりも海面が4m高かったとの調査があり、その後、三回に渡って海面が数メートルの上下を繰り返しています。しかし、それも千年、二千年単位での話です。
地球の気象変動の波は、とても長いものです。現在の地球温暖化も、数十年単位で発生している、小さな波なのかもしれません。
大雑把な結論として、今後の地球の変動は「神のみぞ知る」です。
近年、気温の上昇を感じている人が、多いのではないでしょうか。
テレビなどのメディアでも、異常気象云々をニュースで取り上げている昨今です。
猛暑は異常気象の原因は何なのか、と訊かれれば、地球温暖化が原因なのでは、と答えに行き着く人が多いかもしれません。
しかし、いきなり結論を書いてしまうと、異常気象は何が原因なのか、まったく解明されていません。
地球温暖化が要因なのかすら、解かっていません。
気候や気象というものは、風向きや地形は云わずもがな、地球の重力、地磁気、自転、公転、太陽活動、他天体の引力など、様々な要因で変化します。
そのため、余りにも複雑すぎて、現代の科学では測定不可能な点ばかりなのです。
現に、テレビの天気予報を見ても、100%予報が当たった試しなんて、今までに一度もありません。
それでは、地球温暖化の実態について、少し書いてみようと思います。
地球温暖化に関して、130カ国から2,000人以上の専門家と、195カ国の政府間パネルによって認められた、『IPCC第4次評価報告書(http://www.ipcc.ch/)』というものがあります。
この報告書によれば、人類の活動が地球温暖化を加速させ、深刻な事態を招く恐れがあると指摘しています。
気象変化の要因は、自然起源と人為起源によるものです。
報告書によれば、人為起源によって齎された一因は、化石燃料の使用による二酸化炭素の増加にあり、また、産業革命前よりも、大気中の二酸化炭素、一酸化二窒素、メタンの濃度が遥かに高いと書かれています。
人為起源によって発生した温室効果ガスの中で、一番影響が高いのが二酸化炭素です。1750年以降から始まった人間の活動によって、地球温暖化を進行させた可能性が高いでしょう。
これにより、海面水位が1961年~2003年の間で1.8±0.5mm/年ほど上がりました。また、1993年~2003年に衛生高度計によって観測した海面上昇は、3.1±0.7mm/年となりました。
海面上昇の原因としては、海水の熱膨張(1.6±0.5mm/年)、氷河と氷帽の融解(0.77±0.22mm/年)、グリーンランド氷床の融解(0.21±0.07mm/年)、南極氷床の融解(0.21±0.35mm/年)となります。
確かに、人為起源で温室効果ガスの中で影響力が高いのは、二酸化炭素となっています。
しかし、その割には、二酸化炭素の何千倍も温室効果がある、代替フロンが規制されないのは、何故でしょうか。
マスコミは、この事実を一切報道していませんが、我々は地球温暖化とオゾン層破壊のどちらを選択すればよいのでしょう。
また、東日本大震災によって発生した福島第一原発事故が起因し、反原発運動が活発になりました。これによって、火力発電所への依存度が高くなりましたが、化石燃料を使用する火力発電所の需要が高まったことにより、以前より二酸化炭素排出量が増加しました。
環境活動家たちは、二酸化炭素排出量の低減と当時に、脱原発を謳っていますが、少々、矛盾してはいないでしょうか。
地球温暖化の原因は、人為起源が二酸化炭素であるのに対し、自然起源は水蒸気です。
水蒸気は、地球温暖化を語る際に、あまり表には出て来ませんが、実際に温暖化に一番貢献している気体は、水蒸気です。
水蒸気は、温室効果要因の実に95%以上を占めています。
もし、地球上から水蒸気がなくなれば、気温が-17℃も下がると云われています。地球の平均気温は約15℃ですが、水蒸気の温室効果によって30℃強も気温が上がっています。
どうも、地球温暖化を考える際に、水蒸気の存在を無視しているように感じます。
水蒸気は何処からでも発生するものですが、大規模なものとなると、海水が蒸発して凝固し、上空で雲を作ります。その雲が、雨となって地上に降り注ぎ、川を作って海に戻ります。
この一連の動きによって、気候や気象が変動するわけですが、最初に書いた通り、そのメカニズムを動かす要因があまりにも複雑すぎて、天気予報が100%当たらない事実を生み出しています。
二酸化炭素に温室効果があるのは事実ですが、しかし現状では、二酸化炭素が地球温暖化の原因だと仮定して話を進めているだけに過ぎません。
刻々と変化する気温や気候と同じように、大気中の成分も変化しています。つまり、地球上で起こっている変化というものは、得てして予想し辛いものなのです。
それでも、各国政府が二酸化炭素を前提とした温暖化対策を進めている理由は、ひとえに国や企業を躍動させ、研究に投資し、経済活動を回すためです。
もし、回り続けているこの歯車を止めてしまえば、たちまち経済が破綻してしまい、大量の失業者を生み出す結果になるでしょう。
さて、海面上昇が年々見られるのは、事実です。
近年では、地球温暖化が原因で、IPCC第4次評価報告書の記述を上回る、3mm/年以上の速度で海面上昇が見られます。この調子で行くと、今世紀中にメートル単位の海面上昇が発生する可能性が高いです。
もし、海面が1m上昇した場合、マーシャル諸島では国土の80%が水没すると云われています。また、オランダやヴェネツィア、東京や大阪、バングラディシュなども水没する可能性があります。
海面上昇の一番の原因は、海水の熱膨張です。
次に、南極氷床とグリーンランド氷床の融解が挙げられます。氷床や氷河、万年雪などは、海水の浮力に依存していないため、溶けた分だけ海水が増加することになります。
尚、北極海や南極海などにある海氷が溶けた場合は、アルキメデスの法則により、海面が上昇することはありません。
地球温暖化が原因による海面上昇量は、IPCC第4次評価報告書では18~59cmの上昇とされています。しかし、この報告書には、グリーンランドや西南極の氷河流出速度の加速が考慮されていません。
最近の観測では、流出速度の加速や融雪が見られており、今後、海面上昇量に拍車がかかるのではないかと予想されています。よって、今世紀中に、100~200cmの海面上昇が起こる可能性があると、複数の研究グループによって指摘されています。
一方で、地球温暖化による南極氷床への影響について、融解量よりも降水量が上回り、結果的に氷床が減少しないという可能性も存在します。また、地球の寒冷化を論拠に、海面は上昇しないという主張もあります。
しかし、IPCC第4次評価報告書では、西南極氷床が2006年までの10年間で、59%も融解速度が上昇していることなどが指摘されています。
地球温暖化に関するデータは、数多く存在しますが、結局のところハッキリと明言できる専門家はいないのです。実際に、90年代までは、地球は寒冷化に向かっていると主張する学者が多かったのが事実です。
本来なら、地球の気温や変動を観測する学問は地質学なのですが、この分野は何千年、何万年、何億年単位で観測するものであり、百年や二百年程度では、あまり問題にはならないのです。
縄文時代では、現在よりも海面が4m高かったとの調査があり、その後、三回に渡って海面が数メートルの上下を繰り返しています。しかし、それも千年、二千年単位での話です。
地球の気象変動の波は、とても長いものです。現在の地球温暖化も、数十年単位で発生している、小さな波なのかもしれません。
大雑把な結論として、今後の地球の変動は「神のみぞ知る」です。
2013年6月28日金曜日
南海トラフについて
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◆南海トラフ地震について◆
まず、南海トラフとは。
日本列島南方の海底に、静岡から九州付近まで伸びている、4,000m級の深さからなるトラフ(溝)のことです。このトラフは、非常に活発で、且つ大規模な活断層で、過去に百年から二百年の周期でマグニチュード8クラスの巨大地震が発生しています。
南海トラフと連動して、琉球海溝までの1,000kmに渡って連なる断層が連動して地震が発生した場合、マグニチュード9クラスの超巨大地震が発生する確率が高くなります。もし、この超巨大地震が発生した場合、死傷者は32万3000人にのぼると指摘されています。
過去に、東海・東南海・南海の三つの連動型地震が発生したとされる最初の記録は、684年(天武13年)の白鳳地震と考えられています。また、887年(仁和3年)の仁和地震、1361年(正平16年)の正平地震、1605年(慶長9年)の慶長地震、1707年(宝永4年)の宝永地震も、東海・東南海・南海連動型地震ではないかという諸説があります。
この巨大連動型地震により、富士山や伊豆諸島の火山噴火が発生したとの記録もあります。
南海トラフはフィリピン海プレートが沈み込む場所であり、ユーラシアプレートの圧縮応力が常時掛かっている場所であるため、南東に向かった傾動で地殻変動を起こしています。
必然的に、地震が発生しやすい場所でありますが、この境界部で歪みが蓄積され、目下、いつ巨大地震が発生しても、おかしくないような状況です。
もし、東海、東南海、南海のいずれかで地震が発生した場合、震源地が三つ連動して巨大地震の発生する確率が、かなり高いです。これらの地震は30年以内に、60~88%の確率で起こるとされています。
昭和19年から昭和21年にかけて、東南海地震の発生した二年後に、南海地震が発生しました。しかしこの時、東海地震は起きませんでした。
南海トラフが原因の地震の周期は約100年、宝永地震ほどの巨大地震は300年から600年と云われていますが、地震のタイプ、津波が発生するか、正確な周期などは、いずれも周期不明瞭、不規則な点が多いのが事実です。
よって、次に南海トラフ付近で発生する地震の震源域を推定することは困難である、とされています。
内閣府中央防災会議では、南海トラフ地震による犠牲者は、想定死者数32万3000人中、その七割が津波によるものと予想されています。しかし、きちんと対策し、早期の避難をしていれば、総死者数を八割ほど減らすことが可能としています。
津波が発生した場合、水深1cm以上の浸水域は最大で1,015平方km、巻き込まれれば死亡する水深1m以上の浸水域は602平方kmとの想定が出ています。
南海トラフ地震が発生した場合、一番死者数の多い件は静岡県で、109,000人と予想されています。
想定死者数109,000人の内、建物倒壊が13,000人、津波が95,000人、急斜面地崩壊が40人、火災が1,600人です。
各都道府県の想定死者数が多い順に並べると、三重県の43,000人、和歌山県の35,000人、宮城県の34,000人、高知県の25,000人、愛知県の23,000人、愛媛県の11,000人と続きます。
津波の想定は、地震発生から二分後に静岡県清水区や焼津市、四分後に三重県尾鷲市や熊野市に、それぞれ20~30mの津波が到達するとされています。
もし、津波が発生した場合、東日本大震災の1.8倍の面積が浸水域になります。
水深1m以上の死亡率が高い津波の浸水域は、三重県で112平方km、静岡県で100平方km、愛知県で32平方kmです。内、愛知県では、30万6000棟が全壊すると考えられ、全国で最も被害が出る可能性があります。
地震の被害を食い止めるには、国や自治体だけの力だけで防ぐのは不可能です。
地震や、それに伴う津波による犠牲者を減らすため、津波避難ビルへ迅速に避難すれば、被害を大幅に減らすことができます。地震発生後に津波の到達速度が早い地域では、民間企業が避難ビルを提供し、そのための避難路や避難訓練が、行政と市民が合同して行なわれています。
日頃から常に「意識」をしておくことがとても大事ですね。
◆南海トラフ地震について◆
まず、南海トラフとは。
日本列島南方の海底に、静岡から九州付近まで伸びている、4,000m級の深さからなるトラフ(溝)のことです。このトラフは、非常に活発で、且つ大規模な活断層で、過去に百年から二百年の周期でマグニチュード8クラスの巨大地震が発生しています。
南海トラフと連動して、琉球海溝までの1,000kmに渡って連なる断層が連動して地震が発生した場合、マグニチュード9クラスの超巨大地震が発生する確率が高くなります。もし、この超巨大地震が発生した場合、死傷者は32万3000人にのぼると指摘されています。
過去に、東海・東南海・南海の三つの連動型地震が発生したとされる最初の記録は、684年(天武13年)の白鳳地震と考えられています。また、887年(仁和3年)の仁和地震、1361年(正平16年)の正平地震、1605年(慶長9年)の慶長地震、1707年(宝永4年)の宝永地震も、東海・東南海・南海連動型地震ではないかという諸説があります。
この巨大連動型地震により、富士山や伊豆諸島の火山噴火が発生したとの記録もあります。
南海トラフはフィリピン海プレートが沈み込む場所であり、ユーラシアプレートの圧縮応力が常時掛かっている場所であるため、南東に向かった傾動で地殻変動を起こしています。
必然的に、地震が発生しやすい場所でありますが、この境界部で歪みが蓄積され、目下、いつ巨大地震が発生しても、おかしくないような状況です。
もし、東海、東南海、南海のいずれかで地震が発生した場合、震源地が三つ連動して巨大地震の発生する確率が、かなり高いです。これらの地震は30年以内に、60~88%の確率で起こるとされています。
昭和19年から昭和21年にかけて、東南海地震の発生した二年後に、南海地震が発生しました。しかしこの時、東海地震は起きませんでした。
南海トラフが原因の地震の周期は約100年、宝永地震ほどの巨大地震は300年から600年と云われていますが、地震のタイプ、津波が発生するか、正確な周期などは、いずれも周期不明瞭、不規則な点が多いのが事実です。
よって、次に南海トラフ付近で発生する地震の震源域を推定することは困難である、とされています。
内閣府中央防災会議では、南海トラフ地震による犠牲者は、想定死者数32万3000人中、その七割が津波によるものと予想されています。しかし、きちんと対策し、早期の避難をしていれば、総死者数を八割ほど減らすことが可能としています。
津波が発生した場合、水深1cm以上の浸水域は最大で1,015平方km、巻き込まれれば死亡する水深1m以上の浸水域は602平方kmとの想定が出ています。
南海トラフ地震が発生した場合、一番死者数の多い件は静岡県で、109,000人と予想されています。
想定死者数109,000人の内、建物倒壊が13,000人、津波が95,000人、急斜面地崩壊が40人、火災が1,600人です。
各都道府県の想定死者数が多い順に並べると、三重県の43,000人、和歌山県の35,000人、宮城県の34,000人、高知県の25,000人、愛知県の23,000人、愛媛県の11,000人と続きます。
津波の想定は、地震発生から二分後に静岡県清水区や焼津市、四分後に三重県尾鷲市や熊野市に、それぞれ20~30mの津波が到達するとされています。
もし、津波が発生した場合、東日本大震災の1.8倍の面積が浸水域になります。
水深1m以上の死亡率が高い津波の浸水域は、三重県で112平方km、静岡県で100平方km、愛知県で32平方kmです。内、愛知県では、30万6000棟が全壊すると考えられ、全国で最も被害が出る可能性があります。
地震の被害を食い止めるには、国や自治体だけの力だけで防ぐのは不可能です。
地震や、それに伴う津波による犠牲者を減らすため、津波避難ビルへ迅速に避難すれば、被害を大幅に減らすことができます。地震発生後に津波の到達速度が早い地域では、民間企業が避難ビルを提供し、そのための避難路や避難訓練が、行政と市民が合同して行なわれています。
日頃から常に「意識」をしておくことがとても大事ですね。
2013年6月14日金曜日
メガソーラーについて
☆★京都府 宇治市・城陽市・宇治田原の不動産のことならウィズ不動産販売★☆
メガソーラーについて
太陽光発電所の中で、規模が大きいものは『ソーラーファーム』や『ソーラーパーク』と呼ばれますが、その中で出力が1MW(1000kW)以上の施設を『メガソーラー』と呼びます。
建設には広大な敷地を必要としますが、火力発電所や原子力発電所と比べてメンテナンスが簡単であるため、電力会社以外でも建設する一般企業や自治体が建設している事例もあります。
現在、メガソーラーは日本各地に80箇所ほど存在します。その中で、電力会社が所有しているメガソーラーが約25箇所、残りは一般企業や自治体が所有しています。
2003年までは、日本でRPS制度や補助金などがあったため、太陽光発電の普及が進み、導入数が世界で一位でした。しかし、補助金の打ち切りにより、導入数はドイツなどに抜かれる結果になりました。
2009年11月、日本政府は再生可能エネルギーを推進しはじめ、太陽光発電の余剰電力買取制度が導入されました。これにより、住宅用などの小規模な太陽光発電が普及して行きました。
2011年3月11日の東日本大震災による福島第一原発事故が切欠で、脱原発を目指した再生可能エネルギーの開発を加速する方針を打ち出しました。
太陽光発電の余剰電力買取価格は、1kWあたり42円と、他の再生可能エネルギーよりも買取価格が高めに設定されています。さらに、買取期間が20年という長期間保証されています。そのため、一般企業の太陽光発電システム導入が増え始めました。
しかし、買取に支払われる資金(賦課金)は、一般家庭から徴収されるため、電気使用量が値上がりしています。
また、メガソーラーは将来的に暗雲が立ち込めています。
広大な土地が存在する北海道で、ソフトバンクなどの事業者がメガソーラーの建設に乗り出し始めました。しかし北海道電力は、ソフトバンクなどの事業者が申請してくる売電を七割以上門前払いする可能性が高くなりました。
これは、北海道電力の送電線に、メガソーラーを接続できないことが理由になります。
送電線の接続障害は北海道だけでなく、各都道府県でも送電線の容量オーバーなどを理由に、電力会社から接続拒否された事例が二割ほどあります。
さらに、太陽光発電は、天候などによって発電量に斑があるため、需要と供給のバランスを保ちにくいという現状があります。
メガソーラーを維持するに至っては、日差しの確保が必至となるため、設置した場所の除草作業を行なわなければなりません。
ゴルフ場のように、除草剤を撒けば作業か簡単になりますが、河川の傍に建設されたメガソーラーでは、除草剤の仕様ができず、手作業で除草しなければなりません。
発電した電流を送電するために、大電流に耐えられる太い電線を使用する必要があります。本来なら、このような電線は地中に埋設するのですが、採掘規制のある場所では地中に埋設することができません。そのために、地上に設置することになり、電線をコンクリート製のケースで覆う必要が出てきます。
これらの制約もあり、メガソーラーの建設費や維持費は、相当なものになります。
目先のクリーンエネルギーという謳い文句に騙されず、事業立ち上げのコストや、採算性、建設における制約なども掌握する必要があります。
最近では、コスト削減のために、安価な中国製太陽電池をするケースが増えてきました。
しかし中国製は太陽電池の質が悪いため、経年劣化の速度が早く、出力低下の問題が多く出ています。
これにより、欧州では、中国製太陽電池の使用によるPID現象が問題となりました。
国産メーカーや大手メーカーの太陽電池は、絶縁性が高く、湿気対策も万全のため、PID現象が少ないです。住宅用の太陽電池は高電圧ではないため、PID現象を心配する必要はありませんが、メガソーラーのような高出力太陽光発電の場合は、きちんと意識する必要があります。
メガソーラーについて
太陽光発電所の中で、規模が大きいものは『ソーラーファーム』や『ソーラーパーク』と呼ばれますが、その中で出力が1MW(1000kW)以上の施設を『メガソーラー』と呼びます。
建設には広大な敷地を必要としますが、火力発電所や原子力発電所と比べてメンテナンスが簡単であるため、電力会社以外でも建設する一般企業や自治体が建設している事例もあります。
現在、メガソーラーは日本各地に80箇所ほど存在します。その中で、電力会社が所有しているメガソーラーが約25箇所、残りは一般企業や自治体が所有しています。
2003年までは、日本でRPS制度や補助金などがあったため、太陽光発電の普及が進み、導入数が世界で一位でした。しかし、補助金の打ち切りにより、導入数はドイツなどに抜かれる結果になりました。
2009年11月、日本政府は再生可能エネルギーを推進しはじめ、太陽光発電の余剰電力買取制度が導入されました。これにより、住宅用などの小規模な太陽光発電が普及して行きました。
2011年3月11日の東日本大震災による福島第一原発事故が切欠で、脱原発を目指した再生可能エネルギーの開発を加速する方針を打ち出しました。
太陽光発電の余剰電力買取価格は、1kWあたり42円と、他の再生可能エネルギーよりも買取価格が高めに設定されています。さらに、買取期間が20年という長期間保証されています。そのため、一般企業の太陽光発電システム導入が増え始めました。
しかし、買取に支払われる資金(賦課金)は、一般家庭から徴収されるため、電気使用量が値上がりしています。
また、メガソーラーは将来的に暗雲が立ち込めています。
広大な土地が存在する北海道で、ソフトバンクなどの事業者がメガソーラーの建設に乗り出し始めました。しかし北海道電力は、ソフトバンクなどの事業者が申請してくる売電を七割以上門前払いする可能性が高くなりました。
これは、北海道電力の送電線に、メガソーラーを接続できないことが理由になります。
送電線の接続障害は北海道だけでなく、各都道府県でも送電線の容量オーバーなどを理由に、電力会社から接続拒否された事例が二割ほどあります。
さらに、太陽光発電は、天候などによって発電量に斑があるため、需要と供給のバランスを保ちにくいという現状があります。
メガソーラーを維持するに至っては、日差しの確保が必至となるため、設置した場所の除草作業を行なわなければなりません。
ゴルフ場のように、除草剤を撒けば作業か簡単になりますが、河川の傍に建設されたメガソーラーでは、除草剤の仕様ができず、手作業で除草しなければなりません。
発電した電流を送電するために、大電流に耐えられる太い電線を使用する必要があります。本来なら、このような電線は地中に埋設するのですが、採掘規制のある場所では地中に埋設することができません。そのために、地上に設置することになり、電線をコンクリート製のケースで覆う必要が出てきます。
これらの制約もあり、メガソーラーの建設費や維持費は、相当なものになります。
目先のクリーンエネルギーという謳い文句に騙されず、事業立ち上げのコストや、採算性、建設における制約なども掌握する必要があります。
最近では、コスト削減のために、安価な中国製太陽電池をするケースが増えてきました。
しかし中国製は太陽電池の質が悪いため、経年劣化の速度が早く、出力低下の問題が多く出ています。
これにより、欧州では、中国製太陽電池の使用によるPID現象が問題となりました。
国産メーカーや大手メーカーの太陽電池は、絶縁性が高く、湿気対策も万全のため、PID現象が少ないです。住宅用の太陽電池は高電圧ではないため、PID現象を心配する必要はありませんが、メガソーラーのような高出力太陽光発電の場合は、きちんと意識する必要があります。
2013年6月3日月曜日
再生可能エネルギーの種類 ~大規模水力発電~
☆★京都府 宇治市・城陽市・宇治田原の不動産のことならウィズ不動産販売★☆
水力発電とは、高所から落下させた水で水車を回し、発電する方法です。
小規模なものは、川の流れを利用し、水車を回して発電機を動かす方法で、大規模なものは、ダムを建設して高低差を生み出し、発電機を回す方法になります。
1832年のフランスで、ヒポライト・ピクシーによって現在の発電機が発明された以降、1878年にトーマス・エジソンが白熱電球を発明、その需要で電力を必要とし、1800年代後半から、水力発電の開発がスタートしました。
1878年、イギリスのウィリアム・アームストロングが、世界で初めての水力発電を設置し、彼が所有する家の照明用に使用していました。
これによって、水力発電の発明者として、アームストロングの名前が挙げられるようになりました。
日本では1888年7月(明治21年)に、宮城紡績によって三居沢発電所という自家用水力発電所が設置され、その後も各紡績会社や鉱山会社に設置されていきました。
尚、日本で発電所造られた発電所は、1887年の東京に建設された火力発電所です。
いずれにしても、火力発電所のように化石燃料を必要とせず、原子力発電所のように放射線廃棄物を出さないという点では、クリーンというイメージがあります。
建設費で云えば、火力発電所や原子力発電所よりも、揚水発電所のほうが安価です。揚水発電所は、電力消費が少ない夜間に、原子力発電所に交代して発電するなどの用途で用いられています。
京都府内にある揚水発電所を挙げれば、1970年に建設された、宇治市にある喜撰山ダムと天ヶ瀬ダムがそうです。
しかし、水力発電所には、当然ながらデメリットがあります。
一つ目は、発電量が火力発電や原子力発電よりも劣ります。
火力発電や原子力発電をなくし、国内の電力を水力発電(その他、風力発電などのクリーンな発電方法との組み合わせを考慮しても)で賄うことは、まず不可能です。
『地球に優しく、人に優しく』という言葉がありますが、はっきりと申し上げますと、両立は無理です。人に優しいものは、地球にとっては決して優しくはありません。その逆も然りです。
二つ目は、永遠に発電が可能なわけではありません。
ダムには月日を追うごとに、土砂が堆積していくため、いつかは発電が不可能になります。
三つ目は、建設地となる場所の選定です。
ダムによって沈んでしまった村、というものを聞いた記憶のある人は、多いと思います。
ダムを建設する際には、その場所に住む人たちの生活や農林業が犠牲になります。また、水路式発電の場合は、下流域の流水が少なくなり、生態系を破壊する結果になります。
上記に挙げた天ヶ瀬ダムのある場所でも、昔は『おとぎ電車(http://lakugaki.web.fc2.com/otogidensya/otogidensya-mugen.htm)』という鉄道が走っていました。現在では、天ヶ瀬ダムの鳳凰湖に水没しています。
尚、日本では既に、ダム建設に適した土地が少なくなり、新たな水力発電所の建造には難しい状況です。
自然エネルギーの有効利用と謳われている水力発電ですが、実際には多くの問題を抱えています。
その極端な例が、中国にある世界最大の水力発電所『三峡ダム』ではないでしょうか。
三峡ダムは2009年に完成した、中華人民共和国の長江中流域にある、大型重力式コンクリートダムです。
洪水を抑制し、中国の年間消費エネルギーの一割(原発15基分)を発電すると云われていました。
しかし、その裏では、140万人もの住人が、充分な保証もないまま強制移住させられ、貧困層へと叩き落されました。強制退去人数は今後も増え続ける予定で、2020年までに230万人が退去させられます。これによって、治安の悪化により暴動が多発し、強制退去された人たちの雇用不安とともに、現在、社会問題の一つとなっています。
ダム湖の長さが570km、水位が175mとなり、3725平方メートルの広範囲が水没する結果になりました。これによって、土葬されていた住人の墓、多数のトイレ、1397蔽もの工場、重要文化財や歴史的建造物の多くが水没しました。
鍾乳洞などの洞窟に大量の水が流れ込んだせいで、地盤が不安定になり、崩落などによる地震が数千回近く発生しています。
また水没地から、大量のゴミや汚染物質、廃棄物が浮遊、流れ出し、長江や黄海の水質を悪化させました。
上流域でも生活・工業排水――糞尿、農薬、染料などが下水処理されず、垂れ流しの状態であるため、水が赤や黄などに変色して、異臭を撒き散らしています。
これによって、三峡ダムは『汚水の肥溜め』と揶揄され、飲水として使用できないまでになっています。
結果として、魚介類が100種類以上も絶滅し、黄海近辺での漁獲量が減少しました。これが原因で、日本や台湾の領海に不法侵入して、乱獲する中国船籍が増えたのです。
日本で巨大エチゼンクラゲが大量発生して、日本の漁場の悩みの種になっていますが、これも三峡ダムの水質汚染が原因ではないかと云われています。
水力発電所の建設には、堆積する土砂の除去方法などの他に、建設地や環境保全も考慮しなければ、非常に難しいと云えます。
よって、巨大ダムは建設しないほうが良いかもしれません。
小規模な水力発電のほうが、環境の悪化を招くことなく、建設地の選定も楽になり、自然エネルギーを活用できるのではないでしょうか。
水力発電とは、高所から落下させた水で水車を回し、発電する方法です。
小規模なものは、川の流れを利用し、水車を回して発電機を動かす方法で、大規模なものは、ダムを建設して高低差を生み出し、発電機を回す方法になります。
1832年のフランスで、ヒポライト・ピクシーによって現在の発電機が発明された以降、1878年にトーマス・エジソンが白熱電球を発明、その需要で電力を必要とし、1800年代後半から、水力発電の開発がスタートしました。
1878年、イギリスのウィリアム・アームストロングが、世界で初めての水力発電を設置し、彼が所有する家の照明用に使用していました。
これによって、水力発電の発明者として、アームストロングの名前が挙げられるようになりました。
日本では1888年7月(明治21年)に、宮城紡績によって三居沢発電所という自家用水力発電所が設置され、その後も各紡績会社や鉱山会社に設置されていきました。
尚、日本で発電所造られた発電所は、1887年の東京に建設された火力発電所です。
いずれにしても、火力発電所のように化石燃料を必要とせず、原子力発電所のように放射線廃棄物を出さないという点では、クリーンというイメージがあります。
建設費で云えば、火力発電所や原子力発電所よりも、揚水発電所のほうが安価です。揚水発電所は、電力消費が少ない夜間に、原子力発電所に交代して発電するなどの用途で用いられています。
京都府内にある揚水発電所を挙げれば、1970年に建設された、宇治市にある喜撰山ダムと天ヶ瀬ダムがそうです。
しかし、水力発電所には、当然ながらデメリットがあります。
一つ目は、発電量が火力発電や原子力発電よりも劣ります。
火力発電や原子力発電をなくし、国内の電力を水力発電(その他、風力発電などのクリーンな発電方法との組み合わせを考慮しても)で賄うことは、まず不可能です。
『地球に優しく、人に優しく』という言葉がありますが、はっきりと申し上げますと、両立は無理です。人に優しいものは、地球にとっては決して優しくはありません。その逆も然りです。
二つ目は、永遠に発電が可能なわけではありません。
ダムには月日を追うごとに、土砂が堆積していくため、いつかは発電が不可能になります。
三つ目は、建設地となる場所の選定です。
ダムによって沈んでしまった村、というものを聞いた記憶のある人は、多いと思います。
ダムを建設する際には、その場所に住む人たちの生活や農林業が犠牲になります。また、水路式発電の場合は、下流域の流水が少なくなり、生態系を破壊する結果になります。
上記に挙げた天ヶ瀬ダムのある場所でも、昔は『おとぎ電車(http://lakugaki.web.fc2.com/otogidensya/otogidensya-mugen.htm)』という鉄道が走っていました。現在では、天ヶ瀬ダムの鳳凰湖に水没しています。
尚、日本では既に、ダム建設に適した土地が少なくなり、新たな水力発電所の建造には難しい状況です。
自然エネルギーの有効利用と謳われている水力発電ですが、実際には多くの問題を抱えています。
その極端な例が、中国にある世界最大の水力発電所『三峡ダム』ではないでしょうか。
三峡ダムは2009年に完成した、中華人民共和国の長江中流域にある、大型重力式コンクリートダムです。
洪水を抑制し、中国の年間消費エネルギーの一割(原発15基分)を発電すると云われていました。
しかし、その裏では、140万人もの住人が、充分な保証もないまま強制移住させられ、貧困層へと叩き落されました。強制退去人数は今後も増え続ける予定で、2020年までに230万人が退去させられます。これによって、治安の悪化により暴動が多発し、強制退去された人たちの雇用不安とともに、現在、社会問題の一つとなっています。
ダム湖の長さが570km、水位が175mとなり、3725平方メートルの広範囲が水没する結果になりました。これによって、土葬されていた住人の墓、多数のトイレ、1397蔽もの工場、重要文化財や歴史的建造物の多くが水没しました。
鍾乳洞などの洞窟に大量の水が流れ込んだせいで、地盤が不安定になり、崩落などによる地震が数千回近く発生しています。
また水没地から、大量のゴミや汚染物質、廃棄物が浮遊、流れ出し、長江や黄海の水質を悪化させました。
上流域でも生活・工業排水――糞尿、農薬、染料などが下水処理されず、垂れ流しの状態であるため、水が赤や黄などに変色して、異臭を撒き散らしています。
これによって、三峡ダムは『汚水の肥溜め』と揶揄され、飲水として使用できないまでになっています。
結果として、魚介類が100種類以上も絶滅し、黄海近辺での漁獲量が減少しました。これが原因で、日本や台湾の領海に不法侵入して、乱獲する中国船籍が増えたのです。
日本で巨大エチゼンクラゲが大量発生して、日本の漁場の悩みの種になっていますが、これも三峡ダムの水質汚染が原因ではないかと云われています。
水力発電所の建設には、堆積する土砂の除去方法などの他に、建設地や環境保全も考慮しなければ、非常に難しいと云えます。
よって、巨大ダムは建設しないほうが良いかもしれません。
小規模な水力発電のほうが、環境の悪化を招くことなく、建設地の選定も楽になり、自然エネルギーを活用できるのではないでしょうか。
2013年5月28日火曜日
耐震性能向上の対応策
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◆耐震性能向上の対応策◆
建造物は、建っているだけでも、垂直方向や水平方向からの負荷が掛かっているものですが、これに地震の揺れを加えると、建物に様々な応力が発生します。
建物に対する『圧縮』、『引張』、『剪断』などです。
よって、それぞれ負荷の掛かる場所には、それに耐えうるだけの設計が必要となります。
建造物の設計には、主に二種類あります。
●仕様規定
・メリット
簡易的な構造設計であるため、設計を把握していなくても簡易ソフトで対応することができます。
・デメリット
形状が複雑な場合は、信頼性が乏しくなります。プランが複雑化すれば、接合金具などの個数が増え、必然的に施工で対応できなくなります。
●構造計算
・メリット
精度のある、信頼性の高い構造設計が可能です。図面等の資料が手元に残りますので、増改築の際にも利用できます。
・デメリット
構造計算を行なった場合でも、無垢材は仕様規定の壁量を守らなければなりません。
仕様規定は簡易的ではありますが、合理的ではなく、モデル化したルールに従うため接合金物の使用量が多くなります。接合金物が多ければ、建物の強度が増すのは事実ですが、金物を納めるときに納品数が足りないなどして、建物が弱くなってしまう場合が多々あります。
それら、構造設計を踏まえた上で、実際にどのような方法で耐震性を向上させるのでしょう。
●地質調査
まずは、地盤の調査から始まります。
柔らかい地盤ですと、当然、建物を建てるのには向いていません。ピサの斜塔のようになってしまうのがオチです。
住宅などの建造物では、スウェーデン式サウンディング方式で地盤調査を行ないます。これによって、N値(地盤の強さ)を算出します。
この時に、地盤の硬さが30kN/m2以下の場合には、地盤補強工事が必要となります。
●基礎
基礎は、鉄筋コンクリートで造ります。
木造建築の場合は、ベタ基礎と布基礎の二種類があります。
ベタ基礎は、建物が乗る地面全体に、コンクリートを敷き詰める方法です。これによって、地盤が弱い場所でも安定すると共に、不同沈下を防ぐ効果もあります。三階建て以上の重量のある建物にも採用されます。
布基礎は、逆向きにしたT字型のコンクリート基礎を、建物を縁取るように囲む方法です。これは、地盤のしっかりしている場所で採用されます。
●接合部分
地震の際に、負荷がかかる場所の一つが、接合部分です。
この部分には、ホールダウン金物などの、耐久力が高い物が必然となります。この接合金物を適切に配置しないと、耐震性に作用する耐力壁の効果が発揮できません。
●耐久壁
耐力壁は、柱と柱の間に設置して、地震や強風などの水平方向からの圧力に抵抗するためのものです。
一階部分は、地震力と風圧力を考慮されますが、二階部分などは風圧力のみで決める場合もあります。
当然、設計上、必要壁量以上の耐力壁を設置すれば、耐震性は向上します。しかし、バランス良く配置しなければ、建物にねじれ等の変形が発生し、最悪の場合、建物が倒壊することがあります。
よって、階下と階上で耐力壁の位置を合わせたり、重心や剛心が近接するように配置する必要があります。
◆耐震性能向上の対応策◆
建造物は、建っているだけでも、垂直方向や水平方向からの負荷が掛かっているものですが、これに地震の揺れを加えると、建物に様々な応力が発生します。
建物に対する『圧縮』、『引張』、『剪断』などです。
よって、それぞれ負荷の掛かる場所には、それに耐えうるだけの設計が必要となります。
建造物の設計には、主に二種類あります。
●仕様規定
・メリット
簡易的な構造設計であるため、設計を把握していなくても簡易ソフトで対応することができます。
・デメリット
形状が複雑な場合は、信頼性が乏しくなります。プランが複雑化すれば、接合金具などの個数が増え、必然的に施工で対応できなくなります。
●構造計算
・メリット
精度のある、信頼性の高い構造設計が可能です。図面等の資料が手元に残りますので、増改築の際にも利用できます。
・デメリット
構造計算を行なった場合でも、無垢材は仕様規定の壁量を守らなければなりません。
仕様規定は簡易的ではありますが、合理的ではなく、モデル化したルールに従うため接合金物の使用量が多くなります。接合金物が多ければ、建物の強度が増すのは事実ですが、金物を納めるときに納品数が足りないなどして、建物が弱くなってしまう場合が多々あります。
それら、構造設計を踏まえた上で、実際にどのような方法で耐震性を向上させるのでしょう。
●地質調査
まずは、地盤の調査から始まります。
柔らかい地盤ですと、当然、建物を建てるのには向いていません。ピサの斜塔のようになってしまうのがオチです。
住宅などの建造物では、スウェーデン式サウンディング方式で地盤調査を行ないます。これによって、N値(地盤の強さ)を算出します。
この時に、地盤の硬さが30kN/m2以下の場合には、地盤補強工事が必要となります。
●基礎
基礎は、鉄筋コンクリートで造ります。
木造建築の場合は、ベタ基礎と布基礎の二種類があります。
ベタ基礎は、建物が乗る地面全体に、コンクリートを敷き詰める方法です。これによって、地盤が弱い場所でも安定すると共に、不同沈下を防ぐ効果もあります。三階建て以上の重量のある建物にも採用されます。
布基礎は、逆向きにしたT字型のコンクリート基礎を、建物を縁取るように囲む方法です。これは、地盤のしっかりしている場所で採用されます。
●接合部分
地震の際に、負荷がかかる場所の一つが、接合部分です。
この部分には、ホールダウン金物などの、耐久力が高い物が必然となります。この接合金物を適切に配置しないと、耐震性に作用する耐力壁の効果が発揮できません。
●耐久壁
耐力壁は、柱と柱の間に設置して、地震や強風などの水平方向からの圧力に抵抗するためのものです。
一階部分は、地震力と風圧力を考慮されますが、二階部分などは風圧力のみで決める場合もあります。
当然、設計上、必要壁量以上の耐力壁を設置すれば、耐震性は向上します。しかし、バランス良く配置しなければ、建物にねじれ等の変形が発生し、最悪の場合、建物が倒壊することがあります。
よって、階下と階上で耐力壁の位置を合わせたり、重心や剛心が近接するように配置する必要があります。
2013年5月19日日曜日
微小粒子状物質(PM2.5)について
☆★京都府 宇治市・城陽市・宇治田原の不動産のことならウィズ不動産販売★☆
最近特に横文字やカタカナに関して情報が目まぐるしく変わるので
疑問に感じたり、なんとなく耳にしたりすると調べるようにしております。
今回は「PM2.5」、について調べてみました。
大気中に浮遊している2.5μm(1μmは1mmの千分の1)以下の小さな粒子のことで、従来から環境基準を定めて対策を進めてきた浮遊粒子状物質(SPM:10μm以下の粒子)よりも小さな粒子です。
PM2.5は非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸系への影響に加え、循環器系への影響が心配されています。
最近特に横文字やカタカナに関して情報が目まぐるしく変わるので
疑問に感じたり、なんとなく耳にしたりすると調べるようにしております。
今回は「PM2.5」、について調べてみました。
※環境省HPより引用
最近、中国大陸における問題となる大気汚染の発生を受け、原因物質の一つであるPM2.5が大陸から日本列島に飛来し、人体の健康に影響を及ぼす可能性があります。
PM2.5が健康にどのような影響があるのか、PM2.5濃度を知るにはどうすればよいのか、そして影響を防ぐための効果的な方法とは何かと様々な疑問があります。
PM2.5は粒子の大きさが極小の為、肺の奥深くにまで入り込みやすく、気管支炎喘息などの呼吸器系疾患や循環器系疾患などのリスクが高まると考えられます。
特に呼吸器系や循環器系の病気をもつ人、ご年配の方や小さなお子さんなどは特に注意と予防が必要です。
特にこの5月や6月は注意が必要ですので、アレルギー性鼻炎の方はもちろん
それ以外の方も注意が必要です。
エアコンなどの空調機器にも標準装備で「PM.2.5」に対応した機種が登場しています。
花粉よりも微粒子が小さいので蓄積されると、人体に影響を及ぼす可能性があります。
私もこの時期は外出時マスクを着用するようにしています。
2013年5月10日金曜日
建物性能の基礎知識「耐震」
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皆さんこんにちわ、最近BLOGを書くことからちょっと遠のいておりましたが、また再開したいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
地震大国の「日本」に住む
必ず付きまとう問題がお住まいの「耐震性能」に関すること
耐震とは、広義的な意味では、建築物や建造物の地震に対する損壊を防ぐことを目的とした方法論です。
建造物は、その場に建っているだけで、常に荷重が掛かっている状態です。
柱に掛かる固定荷重、床に掛かる積載荷重、屋根に雪が積もった場合は積雪荷重が掛かります。
つまり、建造物は、常に垂直荷重や鉛直荷重に晒されている状態になります。
それに加え、台風時の風圧力、地震時の地震力といった、水平荷重も掛かりますので、それらに耐えうるだけの設計をしなければなりません。
地震の揺れに耐えるためには、横方向の力に抵抗する耐力壁を、適切な数とバランスを持って配置する必要があります。
さて、この『耐震』については、居住者の命を守ることを前提に、「倒壊しない」ことを目的としています。つまり、大地震などで倒壊しないようにしているのであって、まったく損壊しないことは考慮されていません。あくまで、居住者の安全性を保つことが前提となっています。
設計に際しては、一次設計と二次設計があります。
中地震(80~100gal)の揺れに対して、壁などに亀裂が奔っても、居住するために問題ないレベルの設計は『一次設計』。
大地震(300~400gal)が発生した際に、建造物の倒壊や崩落を防ぎ、人命の安全確保を前提とした設計を『二次設計』といいます。
例外として、原子力発電所などの危険かつ重要建造物に関しては、一般的な建物よりも、より厳格なレベルによって設計されています。
また、橋の場合は、重要度によって設計が変わってきます。
重要度の高い橋は、大地震が発生した際にも、致命的な損壊が起こらず、安全に使用できることを目標としています。プレート境界型大規模地震を想定したタイプⅠと、内陸直下型地震を想定したタイプⅡの二種類を考慮して、設計されています。
具体的には、震度法と地震時保有水平耐力法の設計法を用いて、耐震設計がなされています。
また、建設地の地形や地質、地盤や立地条件なども考慮され、それらを踏まえて、もっとも適している耐震性の構造形式を選択します。
皆さんこんにちわ、最近BLOGを書くことからちょっと遠のいておりましたが、また再開したいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
地震大国の「日本」に住む
必ず付きまとう問題がお住まいの「耐震性能」に関すること
耐震とは、広義的な意味では、建築物や建造物の地震に対する損壊を防ぐことを目的とした方法論です。
建造物は、その場に建っているだけで、常に荷重が掛かっている状態です。
柱に掛かる固定荷重、床に掛かる積載荷重、屋根に雪が積もった場合は積雪荷重が掛かります。
つまり、建造物は、常に垂直荷重や鉛直荷重に晒されている状態になります。
それに加え、台風時の風圧力、地震時の地震力といった、水平荷重も掛かりますので、それらに耐えうるだけの設計をしなければなりません。
地震の揺れに耐えるためには、横方向の力に抵抗する耐力壁を、適切な数とバランスを持って配置する必要があります。
さて、この『耐震』については、居住者の命を守ることを前提に、「倒壊しない」ことを目的としています。つまり、大地震などで倒壊しないようにしているのであって、まったく損壊しないことは考慮されていません。あくまで、居住者の安全性を保つことが前提となっています。
設計に際しては、一次設計と二次設計があります。
中地震(80~100gal)の揺れに対して、壁などに亀裂が奔っても、居住するために問題ないレベルの設計は『一次設計』。
大地震(300~400gal)が発生した際に、建造物の倒壊や崩落を防ぎ、人命の安全確保を前提とした設計を『二次設計』といいます。
例外として、原子力発電所などの危険かつ重要建造物に関しては、一般的な建物よりも、より厳格なレベルによって設計されています。
また、橋の場合は、重要度によって設計が変わってきます。
重要度の高い橋は、大地震が発生した際にも、致命的な損壊が起こらず、安全に使用できることを目標としています。プレート境界型大規模地震を想定したタイプⅠと、内陸直下型地震を想定したタイプⅡの二種類を考慮して、設計されています。
具体的には、震度法と地震時保有水平耐力法の設計法を用いて、耐震設計がなされています。
また、建設地の地形や地質、地盤や立地条件なども考慮され、それらを踏まえて、もっとも適している耐震性の構造形式を選択します。
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